高崎市引間町
国府野菜本舗 国分にんじん
こくぶやさいほんぽ こくぶにんじん
2021年12月10日
価格 1本158円 1㎏350円~
(販売店舗、重さによって値段が変わります。)
販売時期…11月下旬~2月頃まで
※無くなり次第終了
大正時代から受け継がれる伝統野菜“国分にんじん”
高崎市国府地域で古くから作られているのが、根の長さが70㎝程あり、細長く色鮮やかでにんじん特有の香りが強いのが“国分にんじん”です。
スーパーなどで目にする短いにんじんと比べて糖度が高く、にんじんの栄養素のひとつの“ベータカロテン”も多く含まれているため、肌を紫外線などから守ったり、免疫力を上げる効果が期待できるといわれています。
コクが深く、身がぎっしり詰まっているため、野菜スティックやサラダに入れてそのまま食べても甘さを感じていただけます。また、煮崩れしない特徴もあるため、カレー、ポトフ、煮物など長時間煮込む料理にもにんじんの食感を存分に楽しめます。
国分にんじんを生産する国府野菜本舗では、一本売りからキロ単位での販売も行なっていて、土付きの状態で買うこともできます。自宅に庭のある方は、土の付いたにんじんをそのまま土に埋めておくと、長時間の保存ができます。
生産者の真塩さんは、病気に強く大量生産しやすい短いにんじんと比べ、国分にんじんの栽培は難しく、また手間がかかるといいます。
「収穫時は土を掘り起こした後に、にんじんを抜く作業は全て人の手で行なっているので、時間がかかる上に規格内の長いにんじんを作るのは難しいのですが、大変だからと言って諦めてしまうのはもったいない」。伝統の味を守り続ける真塩さんは、手間をかけた分、国分にんじんを食べてくれる人の存在が、頑張る原動力になっているそうです。
大正時代にフランス産のにんじんの種が入ってきて、国府村西国分の男性が改良したのをきっかけに、この地域での栽培が盛んになりました。
“国分にんじん”の名も、その地域名から付けられたのだそうです。
昭和30年代後半頃から家庭でよく使われる短いにんじんの栽培が進み、冷蔵庫に入りづらいといった保存のしづらさから需要が落ちてしまいました。
生産者も減り、このままでは伝統野菜が途絶えてしまうという危機を感じたところ、当初真塩さんのお母様が中心となり、国分にんじんの生産を復活させました。
先代であるお母様から引き継ぎ、国分にんじんの伝統を守り続けている真塩さん。
「国府野菜本舗」では、他にも国府白菜、葱なども販売しています。
真塩さん「色鮮やかでコクがある国府野菜本舗の国分にんじんを、ぜひ食べていただきたいです」。国分にんじんの販売は、取扱店舗によって出荷時期が異なるため、詳しくは国府野菜本舗までお問い合わせ下さい。
問合/取扱:農事組合法人 国府野菜本舗
住所 | 群馬県高崎市引間町225 |
TEL | 027-373-1121 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 水・日 |
その他取扱店 | イオンスタイル高崎、JAファーマーズ前橋 ※店舗によって出荷時期が異なります。 |
※掲載内容は201年12月1日現在までの情報をもとに作成しています。